18.floral birthday card

Rifle Paper Co. Prairie Birthday
https://riflepaperco.com/

お久しぶりです。
今の気分と合致する好きなもの、がなかなか選べず、更新に時間が空いてしまいました。
載せたい候補は色々あるし、どれもお気に入りに変わりはないのですが、
撮影時に言葉が一緒に降りてくるような、筆が進みそうなタイミングで撮るのがやはり良いので
今は撮影待ちのものたちが机に数点集まっている状況です。

さて今回は、物の少ない私の部屋に飾ってある「Rifle Paper Co.」のバースデーカードになります。
Rifle Paper Co.はフロリダ州にて活動するAnnaとNathan夫妻のブランド。
イラストレーターのAnnaによってハンドペイントで描かれたテキスタイルが魅力で、
ステーショナリーやファブリック、アクセサリーなどを展開しています。
こちらのカードの商品名は「Prairie Birthday」、つまり草原のイメージなのでしょうか。
「HAPPY BIRTHDAY」の文字が小さくゴールドで箔押しされているのも素敵。
雑貨などではゴールドインクで「RIFLE PAPER CO.」とさり気なく入れられているが多いです。

自然な雰囲気の小花柄が好きで、marimekkoの「Puketti」や
尊敬するセキユリヲさんのテキスタイル「WATER LILY」などもとても好きです。

少し話は逸れますが、フランスの画家「ポール・シニャック」が描く点描画、
港の風景画もとても好きなんですが、小花柄と点描画には少し共通点があるように思います。
ひとつひとつは繊細で異なる色なのに、離れてみると統制のとれた完成形となっている。
メインと添え物、という構成ではなく、ただそこに存在する空気感。
そんな雰囲気に惹かれるのかもしれません。
可愛らしい形が使う色合いによってファンシーにもシックにも変化する可変性も好きです。

では、バースデーカードに話を移します。
バースデーカードって、誕生日祝いにプレゼントに添えられるお手紙ですよね。
物そのものも嬉しいですが、やはりこれを渡したいというお相手の気持ちが込められた、大切な品物かと思います。
そもそも贈り物ってとても尊いもの。
私は祝い事や行事の風習が薄い家庭育ちだからか、おめでとうと言われることや贈り物にはとても不慣れでした。
過去、友人や恋人などからいただく誕生日祝いはとてもありがたく、そして貴重な体験でした。
当時うまく感謝を伝えられなかった方々ごめんなさい。とても嬉しかったです。
アルバイトもできない年齢の頃にはどのようにお返しの資金を調達すれば良いのか分からず…
お相手にはお礼のお手紙を渡していた気がします。

世の中には色々なお祝い事で物を贈る風習がありますが、中でも人一人の生誕を喜ぶ誕生日祝いは特別ですよね。
あなたがこの世に生まれてきたことをお祝いします、と伝えてくれる日なのですから。
そしてまた新たに1年、あなたにとって楽しい日々になることを願うと、
ある時メッセージカードで伝えてくれた友人には感謝しかありません。

近年、誕生日何か欲しいものある?との質問には、
お相手と一緒に旅行や食事など楽しい時間を過ごしたいと答えるようになりました。
もちろんサプライズの贈り物やバースデーカードなどは、今でも感動して泣いたりします(ありがとう)。
物やカードはなくとも、誕生日を祝いたいというその気持ちを伝えてくれるだけで、私は充分幸せです。